
コラボレーション
ダミアン・ハーストとラリックが「エターナル」を発表。ダミアン・ハーストの独創的な構想を、ラリックのクリスタル技術によって具現化した「エターナル」コレクション。それは、オブジェとパネルが織りなす壮麗なシリーズです。時の流れが凝縮され、生命、美、死、混沌が結晶のように表現されています。これらは、1980年代後半からダミアン・ハーストの作品における重要なテーマです。
作品「スリープ」では、時の流れを象徴する人間の頭蓋骨が、「トゥルース」ではオリーブの枝をくわえた鳩が表現されています。「ビリーフ」は十字架に色とりどりのカプセルを並べ、「シナー」は蛇のうねるような姿を3枚続きの絵に描いています。最後に、「クロス」はハサミで切り、「今キュレート」は飛び跳ねるハートに短剣を突き刺しています。
1965年にブリストルで生まれたダミアン・ハースト(Damien Hirst)は、リーズで育ちました。1984年にロンドンに移り、建築の仕事に就いた後、1986年から1989年までゴールドスミス カレッジで美術を学びました。2年目の時に、彼は「フリーズ」と題したグループ展を企画しました。このイベントは一般的に、ハーストと英国のアーティストの世代全体のキャリアをスタートさせたものと考えられています。1980年代の終わりから、ハーストはさまざまな手法を用いて、芸術と生命と死の複雑な関係を探求してきました。ハーストは次のように説明しています。「芸術は生命についてのものであり、それ以外に何であるというのか?それ以外には何もありません。」作品を通して、ダミアン・ハーストは現代の信念体系を調査し、疑問を投げかけ、人間の経験の核心にある不確実性を分析しています。1987年以来、ダミアン・ハーストの作品のみを展示する展覧会は世界中で90回以上開催され、彼の作品は260回以上のグループ展で展示されています。1995年にはターナー賞を受賞しました。