ラリックアート
ラリックは、現代アーティストや優れたデザイナーと協業し、メゾンのサヴォワ・フェールによって他に類を見ないユニークな作品を生み出しています。
芸術家たちの多彩な表現力は、ラリックのマニュファクチュールにて伝統的なロストワックス(シール・ペルデュ)技法により実現されます。この複雑で洗練された技法は5,000年前の古代エジプトで考案され、19世紀後半のオーギュスト・ロダンが手がけたようなブロンズ彫刻の制作に特に用いられています。
ワックスで造形後、耐火性の石膏で包まれ、その後、作品全体を炉で焼成し、内部でワックスを溶かします。 最後に、溶けたガラスまたはクリスタルを残りの空間に注ぎます。
1つとして同じものはなく、唯一無二の作品が出来上がります。しかし、石膏に残されたインプリントにより、元のワックスモデルに基づいていくつかの鋳物を作ることが可能です。この長く繊細で手間のかかるロストワックス技法は、細かなディテールに光を当て、「クリスタルの肌」のような独特のテクスチャーを生み出すことから、比類なきものとされています。
ラリックのコラボレーション
アーティスト
“生涯を通じてアートに魅了され、インスピレーションを受けてきました”
「遡ること1998年、アーティスト、アルマンのキュレーターであり、ヨーロッパ各国にギャラリーを持つパスカル・レテレ氏を紹介されました。私たちが築いた友情により、芸術の分野で数多くの共同プロジェクトが生まれました。そのうちのひとつが、ラリックと密接な関係にあったのです。このフランスのクリスタルメゾンは、多様な創造的表現にかつてないほど精通しており、そのデザインは常に芸術とデコールの接点をなしています。2008年にラリックを受け継ぎ、ルネ・ラリックが創業時にもたらしたようなクリエイティブなエネルギーでブランドを再び活気づけることを目指していました。それ以来、パスカルと私は、フランスを代表するクリスタルメゾンのひとつであるラリックを一流の現代アーティストのために役立てるというアイデアを共有するようになったのです」
ラリック チェアマン&CEO シルビオ・デンツ